転職します

先日書きましたエントリで転職先をさがしていましたが、明日12/28をもって今の会社を退職いたします。

今の会社の設立

今の会社は設立がちょっと特殊です。

今の会社の設立前、前社の社長(以降S社長)が高齢なことから「ワシもそろそろ引退・・・」といった流れの中、前社をたたむという事に。そこで当時付き合いのあった、SIerを主力業務としていた今の社長(以降A社長)に今残っている社員をお願いできないか?という話のなかで今の会社が岡山で設立されました。自分はその設立以降、今までずっと在籍していました。
A社長は、主に大阪のクライアントを対象に仕事をしていましたし、既に大阪に会社を持っていましたので、岡山の会社はそれとは別に設立しました。ちなみにA社長とは、前社に在籍していた当時から一緒にお仕事をさせていただいていたので、おそらく10年以上の付き合いになるかと。*1

その設立から足掛け9年、特にA社長には随分とお世話になりました。本当にありがとうございます。

異端であること

正直、自分は使いやすいエンジニアではなかったと思います。スキルに関してはそれなりに使える部分もあったと思うのですが、自分が違和感を感じることについては容赦なく社長に意見を言っていましたので。
しかし、それでもなだめすかして(?)自分をなんとか会社に居させてくださったその包容力には驚きを隠せません。自分は、経営者は個人をまとめあげ組織として戦えるように一つにする事が、大事な仕事だと思っています。なので、やはり大事なのは一人ひとりの個性、状況、適正を把握し、それを受け入れることだと思います。*2A社長はそれができる、稀有な人であったと思います。

しかし意図していたわけではないかもしれないですが、振り返ってみると、自分は「組織の異端」であろうとしたような気もします。
自分は、なによりこの仕事が大好きですし、一生の仕事にしようと決めています。しかしエンジニアとして楽しく一生仕事をしていくためには、信念が欠かせないのです。その信念の発露として、いろいろ面倒に感じる意見を言ってきたつもりです。
無責任艦長タイラーというアニメが昔あったのですが、そのなかで「異端こそ組織の要なり」「異端を受け入れられない組織は、やがて死滅する」というセリフがあります。
組織あるいは個人でもそうですが、ルールは人間が作るものです。そのルールも時間や周りの環境が変われば、当然そのルールも現実と乖離していきます。その時そのルールに対して反対の声を上げるのは誰でしょう?それこそが異端です。
ルールは時や場所など環境によって変わるものです。その変化に逆行しルールを変える事ができなければ、そこに無理が生まれます。それが個人や組織を疲弊させ、本来は楽しいはずの仕事やエンジニアリングを、楽しくなくしてしまうのです。
この異端を受け入れ、ルールを柔軟に変えていける。自らを柔軟に現実にフィットさせる。その組織が生き残ると、自分は考えています。

自分は今後もそういった信念を持って、仕事をしていきたいと思います。

今後について

転職しますのエントリを公開してから、はてブ、メール、facebook、あるいは直接・・・自分でも驚く程の様々な方からお声をかけていただきました。ご心配してくださった方々には改めて、御礼申し上げます。

最終的には2社ほどの面接を経て、岡山の某社に年明けからの入社が決まっています。
そこではRuby on Railsでの開発が主になりそうなので、今後Javaなどを書く機会は減りそうですが、その辺りは自分でオープンソースの開発をやるなりで、そのモチベーションをキープできたらいいな、とか思っています。
岡山Javaユーザ会も引き続き、勉強会をやっていきますので何卒宜しくお願いいたします。

転職祝いクレクレ

というわけで本題。

Kampa!というサイト経由で、転職祝いを受け付けてます。

理由はガンプラが欲しいからこのサイトを使ってみたかったから。いや、実はこういうサービスの話を、周りの人たちと話してたので、正直先越された感があってですね・・・
15円からカンパできますので、今回の転職を呪ってやる祝ってやるという優しい方、ぜひ上記のサイト経由で祝ってやってください。

*1:気づけば、他のどの社員より長いという・・・

*2:その辺りもあって、自分は経営者向かないなーと最近思ったりw